「算命学で見てみたら、彼との相性が悪いと出てしまった」
「夫と私は相剋の関係らしい。だからうまくいかないのかもしれない」
そんなふうに、ひとつの結果が頭から離れなくなっていませんか。
結婚や離婚、再出発を考えている時期ほど、「相性が悪い」という言葉は重く響くものです。
けれど算命学でいう相性は、「合う・合わない」を判定する通知表ではありません。
相性が悪いと出たときこそ、ふたりの「ぶつかり方のクセ」と「活かし方」が見えてくると私は受け取っています。
この記事では、算命学で相性が悪いと言われる代表的な5つの組み合わせと、その本当の意味、そして関係を続ける・離れるを考えるときの向き合い方を、当事者の目線でお伝えします。
- 算命学で「相性が悪い」とされる5つの組み合わせ
- 相性が悪い=別れるべき、ではない理由
- 夫婦・職場・親子など、関係別の向き合い方
- それでも離れることを考えるときの判断の目安
香織私も30代の前半、離婚を考えていた頃に元夫との相性を調べて「やっぱり悪いんだ」と落ち込んだ一人です。
でも今振り返ると、あのとき知りたかったのは「悪いかどうか」ではなく「どう向き合えばいいか」でした。
同じ場所で立ち止まっている方に、少しでも届けばうれしいです。
算命学で「相性が悪い」と言われる5つの組み合わせ【一覧表】


算命学では、生年月日から導く命式(めいしき)という「宿命の設計図」をもとに相性を見ます。
命式には、干支(えと)の組み合わせそのものを見る陰占(いんせん)と、そこから性格や役割を星に置き換えた陽占(ようせん)の2つの読み方があります。
「相性が悪い」と言われるのは、主にこの陰占の中で干支同士がぶつかり合う組み合わせのことです。
| 組み合わせ | どこを見るか | 起きやすいこと | 前向きな受け取り方 |
|---|---|---|---|
| ①日干の相剋 | お互いの日干(本質) | 片方が押さえ込まれる・窮屈さ | 相手が自分を鍛え、形にしてくれる関係 |
| ②天剋地冲 | 日柱の干と支の両方 | 価値観も生活リズムもぶつかる | 変化と成長を強く促し合う関係 |
| ③納音(なっちん) | 同じ十干で支が正反対 | 似ているのに噛み合わない | 人生の節目で互いを動かす関係 |
| ④天中殺の相手 | 相手の干支が自分の天中殺にあたる | 理屈を超えて惹かれ、振り回される | 自分の枠の外を見せてくれる関係 |
| ⑤主星の五行が相剋 | 陽占の中心の星(十大主星) | 考え方・判断基準がすれ違う | 役割分担で補い合える関係 |
ここからは、それぞれの組み合わせを一つずつ、できるだけやさしく見ていきます。
①日干の相剋|「本質」同士が押さえ合う関係
日干(にっかん)とは、生まれた日の十干のことで、その人の本質・素の自分をあらわすと言われています。
十干は木・火・土・金・水の五行に分かれ、「木は土を剋す」「土は水を剋す」「水は火を剋す」「火は金を剋す」「金は木を剋す」という相剋(そうこく)の関係があります。
相手の日干が自分の日干を剋す場合、相手に押さえられているような窮屈さを感じやすいと言われます。
ただ、剋されることは「傷つけられること」だけではありません。
金属が火で溶かされて器になるように、剋す相手は自分を鍛え、形にしてくれる存在でもあります。
夫婦関係では、剋す側が自覚を持って言葉を選ぶだけで、関係の空気が変わることも少なくありません。
【関連記事】算命学の十干の相性早見表|日干でわかる5つの関係と干合
②天剋地冲|干も支もぶつかる「最も強い衝突」
天剋地冲(てんこくちちゅう)は、日干が相剋し、さらに日支(生まれた日の十二支)も正反対に向かい合う組み合わせです。
たとえば「甲子(きのえね)」と「庚午(かのえうま)」のような関係で、相性が悪い組み合わせの代表としてよく名前が挙がります。
精神面でも現実の生活面でも、ぶつかりやすいと言われています。
一方で、天剋地冲は「変化を起こす力」がとても強い関係とも読めます。
一緒にいると、自分ひとりでは選ばなかった道へ押し出される。
転職や独立など、人生を大きく動かす時期に出会う相手がこの組み合わせであることも珍しくないそうです。
③納音|似ているのに、なぜか噛み合わない
納音(なっちん)は、日干が同じで日支が正反対になる組み合わせです。
本質の素材は同じなのに、向いている方向が真逆なので、「わかり合えるはずなのに、わかり合えない」というもどかしさが生まれやすいと言われます。
納音の関係は、人生の節目で互いの背中を押し合う縁とも受け取れます。
ずっと穏やかに寄り添うというより、相手の存在が「区切り」や「再出発」のきっかけになる。
その役割を知っているだけで、ぶつかったときの受け止め方が少し変わるはずです。
④天中殺の相手|理屈を超えて惹かれ、振り回される
天中殺(てんちゅうさつ)とは、12年のうち2年、12か月のうち2か月ずつめぐってくる、天の後押しが届きにくい時期のことです。
算命学では時期だけでなく、人間関係にもこの考え方を当てはめ、相手の干支が自分の天中殺にあたる場合、その人を「天中殺の相手」と見ることがあります。
強く惹かれる一方で、自分のペースが乱されやすいと言われています。
けれど天中殺は、「悪い時期」ではなく、結果を焦らず種をまき、自分を充電する時期です。
人に置き換えれば、天中殺の相手は「自分の常識の外側」を見せてくれる存在。
思い通りにいかない相手だからこそ、自分の本当の望みに気づかされることもあります。
⑤主星の五行が相剋|考え方の「軸」がすれ違う
陽占では、性格や価値観を十大主星(じゅうだいしゅせい)という10種類の星であらわします。
中でも胸の位置にある中心星は、その人の生き方の軸。
お互いの中心星の五行が相剋していると、「大事にしたいもの」の順番がすれ違いやすいと言われます。
たとえば、自分の意志を貫く貫索星(木)と、人の縁を広げる禄存星(土)は「木剋土」の関係です。
でも見方を変えれば、片方が軸を守り、片方が縁を運ぶという役割分担ができる組み合わせでもあります。
違うからこそ、ひとりでは届かない場所に届くのです。
相性が悪い=別れるべき、ではない3つの理由


相性が悪い組み合わせを知ると、「この関係は続けないほうがいいのでは」と考えてしまうかもしれません。
けれど算命学の相性は、ひとつの組み合わせだけで関係の良し悪しを決めるものではありません。
その理由を3つお伝えします。
理由1:相性は「ひとつの点」ではなく「複数の層」で見るもの
命式には、日干だけでなく年・月・日の3つの柱があり、さらに陽占の星々があります。
日干同士が相剋していても、月の干支では支え合っている、ということはよくあります。
ある層ではぶつかり、別の層では補い合うのが、多くの夫婦や恋人の実際の姿です。
理由2:相剋は「壊す関係」ではなく「磨き合う関係」
算命学には、相手を育てる相生(そうせい)と、相手を抑える相剋の2つの関係があります。
相生ばかりの関係は穏やかですが、ともすると甘えやなれ合いにもなりやすいもの。
相剋がある関係は、摩擦を通して互いを成長させる力を持っていると私は受け取っています。
理由3:「今、合わない」と感じるのは時期の影響かもしれない
同じ相手でも、うまくいく時期とすれ違う時期があります。
特にどちらかが天中殺の時期にいると、本来の自分の軸が揺らぎやすく、相手との違いが必要以上に大きく見えることがあります。
相性そのものより「今の流れ」がぶつかりを生んでいるケースも少なくありません。
【関連記事】天中殺の人間関係が苦しい理由|離れる人・残る人の見分け方



実は私と元夫は、日干が相剋の関係でした。
離婚したのはちょうど私の天中殺の時期で、当時は「相性が悪いから仕方なかった」と思い込もうとしていました。
でも算命学を学ぶうちに、問題は相性そのものより、お互いに相手の役割を知らないまま、自分の正しさをぶつけ合っていたことだったと気づいたんです。
相性が悪いと感じたときの向き合い方【関係別】
相性が悪い相手とも、関係の結び方しだいで心地よい距離はつくれます。
大切なのは、相手を変えようとするより「ぶつかり方のクセ」を知って、距離と役割を整えることです。
関係ごとのヒントをまとめました。
夫婦・恋人の場合|「同じであること」を求めすぎない
- 剋す側は、言い方や決め方が「押しつけ」になっていないか振り返る
- 剋される側は、我慢を溜め込まず、小さいうちに言葉にする
- お金・家事・子育てなど、得意な領域で役割を分ける
- ひとりで過ごす時間を、関係を守るための大事な余白と考える
相性が悪い夫婦ほど、「わかり合う」より「認め合う」を目標にすると楽になると言われます。
違いを埋めるのではなく、違いのまま並んで立つイメージです。
職場の上司・同僚の場合|距離と役割で摩擦を減らす
職場の相性は、選べないからこそ悩ましいものです。
相手が自分を剋す関係なら、正面から張り合うより、報告や相談の頻度とタイミングを決めて「仕事の線」でつながるのがおすすめです。
感情の交流を減らすだけで、驚くほど消耗が減ることがあります。
親子・家族の場合|「宿命の違い」として受け止める
親子や兄弟の相性が悪いと知ると、自分を責めてしまう方もいます。
けれど家族であっても、それぞれ別の宿命を持って生まれてきた一人の人間です。
「合わないのは誰のせいでもなく、設計図が違うから」と受け止めるだけで、少し肩の力が抜けるかもしれません。
それでも離れることを考えるなら|判断の目安


相性が悪いことは、それだけで別れの理由にはなりません。
ただ、関係を見直したほうがいいサインがあるのも事実です。
判断の軸は「相性」ではなく「その関係の中で自分らしくいられるか」だと私は考えています。
- 相手といると、自分の意見や感情を出せなくなっている
- 話し合おうとしても、一方的に否定される状態が続いている
- 関係を続けるために、自分の大切なものを手放し続けている
- そもそも心や体の安全が脅かされている
特に最後の項目にあてはまる場合は、占いで答えを探すより先に、公的な相談窓口や専門家へ相談することを優先してください。
算命学は、あなたの安全を守るための判断を代わりに下すものではありません。
また、天中殺の時期は気持ちが揺れやすく、大きな決断が「あとから見ると早すぎた」となりやすいとも言われます。
急いで結論を出さず、まずは距離を置いて自分を充電するという選択肢も、立派な一歩です。
【関連記事】算命学で見る相手と別れるべき時期|決断していい3つのサイン



あの頃の私は、離婚と退職を同じ時期に決めてしまい、しばらく心がからっぽになりました。
決めたこと自体は後悔していません。
でも、もう少し自分を休ませてから決めてもよかったな、とは思います。
迷っている今は「答えを出さない時間」も大切にしてくださいね。
算命学の相性が悪いときによくある質問【FAQ】
Q. 相性が悪い相手と結婚しても幸せになれますか?
相性が悪い組み合わせでも、長く穏やかに暮らしている夫婦はたくさんいます。
算命学の相性は「幸せになれるかどうか」を決めるものではなく、どこでぶつかりやすいかを教えてくれる地図のようなもの。
地図を持って歩けば、つまずく場所を避けやすくなります。
Q. 相性が悪いと言われたのに、なぜ強く惹かれるのでしょうか?
天剋地冲や天中殺の相手など、ぶつかりやすい関係ほど、強く心を動かされることがあると言われています。
自分にないものを持つ相手に惹かれるのは、自然なことです。
惹かれる理由を知ることは、自分の欠けている部分を知ることにもつながります。
Q. 相性の良し悪しは、無料の診断サイトだけで判断していいですか?
無料の診断は、日干など一部の要素だけで判定していることが多いものです。
実際の相性は、年・月・日の干支や陽占の星、今の時期の流れまで含めて見ていきます。
結果に強く不安を感じたときは、命式全体を読める専門家に相談してみるのもひとつの方法です。
Q. 相性が悪い相手と、少しでもうまくやるコツはありますか?
いちばんのコツは、相手を「変えるべき人」ではなく「自分と違う設計図を持つ人」として見ることです。
そのうえで、役割を分け、ほどよい距離を保つ。
それだけで、ぶつかる回数は少しずつ減っていきます。
まとめ|相性が悪いと出たときは、ふたりの「設計図」を読み直すチャンス
算命学で相性が悪いと言われる組み合わせには、日干の相剋・天剋地冲・納音・天中殺の相手・主星の相剋などがあります。
けれどそれは、関係の終わりを告げるものではありません。
相性が悪いという結果は、ふたりがどこでぶつかり、どう補い合えるかを教えてくれるヒントです。
- 相性は命式の複数の層で見るもので、ひとつの組み合わせでは決まらない
- 相剋は「壊す関係」ではなく「磨き合う関係」
- 今のすれ違いは、天中殺など時期の影響かもしれない
- 判断の軸は「相性」より「自分らしくいられるか」
- 迷っている時期は、答えを急がず自分を充電する
相手との関係に正解はありません。
だからこそ、自分と相手の宿命の設計図を知ったうえで、自分で選ぶことが大切なのだと思います。



ひとりで命式を眺めていると、どうしても悪いところばかりが目に入ってしまうものです。
私も、ふたりの命式を専門家に読んでもらったことで、「責める相手」だった人を「役割の違う人」として見られるようになりました。
今の時期にどう動けばいいか迷っている方は、一度話を聞いてもらうだけでも、心がふっと軽くなるかもしれません。
