十大主星とは?相性を読む前に知っておきたい基本

十大主星とは、算命学において生まれ持った性格や才能、人間関係の築き方を表す10種類の星のことです。
人が本来持っている「守る力」「伝える力」「魅せる力」「攻める力」「学ぶ力」という5つの本能が、それぞれ陽(外へまっすぐ出るタイプ)と陰(内側でじっくり育てるタイプ)に分かれることで、貫索星・石門星・鳳閣星・調舒星・禄存星・司禄星・車騎星・牽牛星・龍高星・玉堂星という10の星が生まれます。
この十大主星は、生年月日から作る「陽占表(ようせんひょう)」という図の中に配置され、頭・胸・腹・右手・左手という体の位置ごとに意味が変わってきます。
相性で特に重視されるのは「右手」と「胸」の星
恋愛や結婚の相性を読むときは、陽占表の中でも右手(恋人や配偶者との関係を表す位置)と、胸(本音や愛情表現が出る場所)に配置された星が特に注目されます。
「あの人との相性はどうなのだろう」と気になったときは、まず自分の右手にどの星が出ているかを確認してみるところから始めてみてください。
十大主星の相性は「陽占」と「陰占」の2つの見方がある

十大主星だけで相性のすべてがわかるわけではない、というのが算命学を学んできた中での実感です。
算命学の命式には、性格や行動パターンを表す「陽占」と、生まれ持った宿命の土台を表す「陰占」という2つの見方があり、相性もこの両方から立体的に読み解いていきます。
【関連記事】算命学の陰占と陽占の違いとは──命式が持つ”2つの顔”をやさしく解説
陽占(十大主星)でわかる”性格・行動の相性”
陽占に表れる十大主星は、日常での振る舞いや価値観の相性を映し出します。
会話のテンポが合うか、生活リズムが噛み合うかといった「一緒にいて心地よいかどうか」は、この十大主星の組み合わせから読み取りやすい部分です。
陰占でわかる”縁の深さ・宿命的なつながり”
一方の陰占は、十干と十二支の組み合わせから、その人がどれだけ深い縁を結びやすい宿命を持っているかを表します。
性格の相性が多少ちぐはぐでも、陰占で強い結びつきが見える相手とは、不思議と長く縁が続くというケースも少なくありません。
【関連記事】算命学で夫婦の相性を知る|命式から読む縁の深さと3つのパターン
香織私自身、元夫との十大主星の組み合わせは決して「相性が良い」とされる形ではありませんでした。
それでも命式を学んで陰占まで見てみたとき、あの関係にもきちんと意味があったのだと、ようやく腑に落ちた感覚があります。
十大主星10種類の相性早見表
ここからは、十大主星10種類それぞれの恋愛・結婚での傾向と、一般的に相性が良いと言われる星の組み合わせを表にまとめました。
あくまで目安としてご覧ください。
| 十大主星 | 本能 | 恋愛・結婚での傾向 | 相性が良いとされる星 |
|---|---|---|---|
| 貫索星(かんさくせい) | 守備本能(陽) | 一途で自分の軸を大切にする。束縛が苦手 | 石門星 |
| 石門星(せきもんせい) | 守備本能(陰) | 面倒見がよく、二人の関係をじっくり育てる | 貫索星 |
| 鳳閣星(ほうかくせい) | 伝達本能(陽) | おおらかでマイペース。自由な関係を好む | 調舒星 |
| 調舒星(ちょうじょせい) | 伝達本能(陰) | 繊細で一途。深く愛する分、依存しやすい面も | 鳳閣星 |
| 禄存星(ろくぞんせい) | 魅力本能(陽) | 愛情深く、世話好きで尽くすタイプ | 司禄星 |
| 司禄星(しろくせい) | 魅力本能(陰) | コツコツと愛情を積み重ねる堅実派 | 禄存星 |
| 車騎星(しゃきせい) | 攻撃本能(陽) | 情熱的でまっすぐ。スピード感のある恋 | 牽牛星 |
| 牽牛星(けんぎゅうせい) | 攻撃本能(陰) | プライドと誠実さを重んじる | 車騎星 |
| 龍高星(りゅうこうせい) | 習得本能(陽) | 自由で独創的。束縛のない関係を好む | 玉堂星 |
| 玉堂星(ぎょくどうせい) | 習得本能(陰) | 知的で包容力があり、精神的なつながりを重視 | 龍高星 |
表の「相性が良いとされる星」は、同じ本能を持つ陽と陰のペア、いわば凸凹で補い合う関係にあたります。
ただし同じ星同士の組み合わせも、価値観が似ている安心感から良好な関係になりやすいと言われており、一概にどちらが正解ということはありません。
相性が良いと言われる組み合わせの例
同じ本能同士の凸凹ペア
貫索星と石門星、車騎星と牽牛星のように、同じ本能を陽と陰で分け合うペアは、根っこの価値観が似ているぶん自然体でいられる相性だと言われています。
片方が前に出て、もう片方が支える。そんな役割分担が無理なくできるのが特徴です。
強く惹かれ合うぶん、注意も必要なペア
算命学には、十大主星だけでなく陰占の「干合(かんごう)」という、まるで磁石のように強く惹き合う組み合わせもあります。
惹かれ合う力が強いということは、それだけ依存や執着にもなりやすいということでもあります。
【関連記事】算命学の干合で相性を読む|惹かれ合う5組の宿命と注意点



「相性がいい」と聞いた瞬間に安心してしまう気持ち、よくわかります。
でも本当に大切なのは、相性の良し悪しよりも、その相性をどう活かして関係を育てていくかだと、私は考えています。
「相性が悪い」と出たときこそ知ってほしいこと


十大主星の相性が「難しい」と出たからといって、その関係がうまくいかないと決まったわけではありません。
算命学は当てもの占いではなく、二人がどんな課題を持って出会ったのかを教えてくれる設計図のようなものだと、私は受け取っています。
ぶつかりやすい相性ほど、お互いに足りない部分を映し合っている場合も多く、そこを乗り越えたときに宿命が深まっていくケースもあります。
結果を急いで「良い・悪い」で判断するのではなく、今は種をまいている時期なのだと捉え直してみることも、一つの選択肢だと思います。



私が離婚と天中殺が重なった時期を過ごしたとき、当時の相性の悪さばかりを責めてしまっていました。
でも今振り返ると、あの時期があったからこそ、次に大切にしたい相性が何なのか、自分の中ではっきり見えるようになったのだと思います。
十大主星の相性は自分で調べられる?
十大主星は、生年月日をもとに命式を出すことで確認できます。
自分の右手(恋愛・結婚運の位置)にどの星があるか、そして気になる相手の右手の星は何かを比べてみることで、大まかな相性の傾向をつかむことができます。
ただし、先ほどお伝えした通り、十大主星だけでは相性の一面しか見えません。
陰占まで含めた本格的な相性を知りたい場合や、「この相性でこの先どう歩んでいけばいいのか」という具体的な悩みがある場合は、算命学に詳しい専門家に相談してみるのも一つの方法です。



私も命式を自己流で読んでいた頃は、都合よく解釈して安心したいだけの日もありました。
一人で抱え込まず、客観的な視点を借りることも、宿命と上手に付き合っていくコツなのかもしれません。
相性は「決まった運命」ではなく「活かし方」で変わる
十大主星の相性表は、あくまで二人の関係を理解するための手がかりにすぎません。
どんな組み合わせであっても、お互いの星の特性を知り、歩み寄り方を工夫していくことで、関係は少しずつ変わっていきます。
相性を知ることのゴールは「合う・合わない」を判定することではなく、その相手とどう向き合っていくかを考えるきっかけにすることだと、私は思っています。
よくある質問
Q. 十大主星が同じ星同士は相性がいいのですか?
同じ星同士は価値観が似ているため、居心地の良さを感じやすいと言われています。
ただし似ているからこそ、お互いに引かない場面で衝突しやすいという側面もあります。
Q. 相性が悪いと出た組み合わせでも、結婚してうまくいくことはありますか?
はい、十分にあり得ます。
十大主星だけでなく、陰占に表れる縁の深さや、日々の関わり方によって関係は大きく変わっていくためです。
Q. 十大主星の相性と天中殺は関係がありますか?
直接イコールではありませんが、どちらも命式全体を読む上での大切な要素です。
相性が気になる時期がちょうど天中殺と重なっている場合は、結論を急がず、今は関係を育てる時期と捉える視点も助けになります。
Q. 十大主星の相性は自分で調べられますか?
生年月日から陽占表を出せば、大まかな傾向は自分でも確認できます。
より深く縁の意味を知りたい場合は、陰占も含めて専門家に見てもらうことをおすすめします。
まとめ
十大主星の相性は、恋愛や結婚の可否を決めるジャッジではなく、二人の関係性の個性を教えてくれるものです。
相性表で一喜一憂するよりも、その組み合わせをどう活かしていくかに目を向けることが、宿命と穏やかに付き合っていく第一歩になると、私は感じています。
もし今、大切な相手との相性や関係の先行きについて具体的に悩んでいるなら、一人で抱え込まず専門家に相談してみることも選択肢の一つです。
